脱ハンコが進んできています!
先日のスーパームーン&皆既月食が、曇り空でちっとも見えなかったことが残念でならない、魚本です。
梅雨に入ったのかそうでないのか、なんだか中途半端な日が続きますね。
コロナ禍で司法書士を取り巻く環境の中で、急ピッチで変わったことの一つが「脱ハンコ」です。
とは言っても、ハンコがなくなっているわけではなく、相変わらず、ハンコがないと手続きができないことがほとんどですが、確実に脱ハンコが進んできていることを日々実感しています。
先日も、売主が海外在住で買主が弁護士を代理人と立てている親族間の不動産の売買契約が、電子契約で締結されました。また、登記に必要な有限責任事業組合の契約書も社員である法人がすべて電子署名し作成されました。
紙に印刷をして、そこに朱肉を使って赤いハンコを押す、そんな作業がなくなりつつあります。
グローバル化が進んだ上に、コロナ禍が加わり、ここ1年で状況は様変わりしました。
今年の2月15日から電子証明書(電子データで会社の実印の印鑑証明書と同様の証明がされます)を利用することにより法人の印鑑届出が任意化されました。実際に登記手続きをお手伝いしているある会社は、既に電子証明書も通常の印鑑届出制度と併せて利用しており、今年、商号変更をしたことにより既に取得していた電子証明書が失効したため、再度電子証明書の取得の手続きを致しました。このように、確実に「脱ハンコ」の流れはその加速度を増しています。次回のブログでは、具体的な電子証明書や電子署名についてお伝えしたいと思います。(魚本)