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新キャラクター「トウキツネ」登場

新キャラクター「トウキツネ」登場

法務省は令和6年4月1日からはじまる相続登記義務化に先立って、PRキャラクター「トウキツネ」を発表した。

しっぽが筆になっていて、しかも鈴がとうきの「ト」となっているところが特徴。。。私はなんかなぁと思っていたところ、所長は大変気に入った様子。

トウキツネが日本の所有者不明土地解消の一役を担うことを願います。

最近なんとなく相続のご相談が増えている気がします。すでに義務化の影響でしょうか。ずっと昔に亡くなったけど登記そのままでしたという依頼、よくあります。そういう方の戸籍の収集、よくやらせて頂いておりますが、本当に日本の戸籍はよくできているなぁと。きちんと繋がるんですよね。ちなみに海外の戸籍制度がある国の相続もお手伝いさせて頂いたことも何度かありますが、ここまでつながっていないです。

出生から死亡まで、全国各地の戸籍課の公務員さんが長い間真面目に働いてくれていたおかげです。昔の戸籍なんて手書きなのに、それって本当にすごいことです。

それに戸籍はノンフィクションのドラマが描かれています。戸籍を読ませて頂いているときに、亡くなった日付が東京空襲の日付だったり、南方の諸島で戦死とか、戦火で戸籍が燃えてありません、とか、戦争を一番身近に感じる時間だったりします。また子どもが小さいとに亡くなっている場合が多く、日本の医療って本当に発展してよかったなと思ったり、子どもを失くされた親の気持ちを考えるととても悲しくなったり、旦那さん死亡して女手ひとつで子どもを育てあげたんだな、とか、離婚したとこに子どもを置いてきざる負えなかったんだな、とか、その方の最後のお手続きについて、勝手な空想とともにその人の人生に寄り添いながらお手伝いさせて頂いています。

昔の登記手続きをするのは億劫な面はあるかもしれませんが、自分の祖先が戸籍に描かれている範囲ではありますがそのドラマを見られるというのも意義があることなのではないかなと思います。

ご相続登記、是非お手伝いさせて頂ければと思います。(速水)

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