登記識別情報通知
こんにちは、速水です。今日は登記識別情報通知についてを記載しようと思います。
昔、権利証と言われた和紙で出来た仰々しい感じの冊子だったものは今、以下のような通知書に変わっています。
これを登記識別情報通知書と言います。
登記識別情報通知書の下部分は袋とじにされており、その中にアラビア数字その他の符号の組合せからなる12桁の符号が隠されています。不動産ごと及び登記名義人となった申請人ごとに定められ,登記名義人となった申請人のみに通知されます。
たとえばA土地B建物がC夫とD子で共有で購入し所有権移転登記を受けた場合であれば、
C夫にA土地、B建物の登記識別情報通知書 2通
D子にA土地、B建物の登記識別情報通知書 2通 計4通が交付されるということです。
袋とじだった部分は制度開始当時シールだったのですが、剥がれないという事象が生じるものがあり、袋とじに変更されました。
登記識別情報通知書は通知された符号自体が大切なものですので、それが誰かに見られてしまったら、盗まれたと同じことになってしまいます。よって何かお手続きに必要となるときまで、袋とじは開けない、シールは剥がさないで保管をお願いします。
誰かに見られてしまった、または登記識別情報通知書ごと盗まれてしまった場合は,不動産を管轄する登記所に対し,その符号を失効する手続きも用意されています。そういった恐れがある場合はご相談ください。